バイク便のアルバイトをするイ・ソンジェは、ソハン大学教授カン・ジュニョンの依頼で音楽祭が行われる会場へ蝶ネクタイを届けに行く。仕事を終えたソンジェは、舞台に置かれたピアノを目にし、人気がなくなった隙に衝動的に演奏してしまう。その演奏を控室で偶然耳にしたジュニョンは急いで舞台に向かうが、すでに演奏者の姿はなかった。後日、ソンジェはジュニョンに呼び出され、ジュニョンの妻でソハンアートセンター企画室長のオ・ヘウォンの前でピアノを演奏するように言われる。はじめは期待せずに聴きはじめたへウォンだったが、ソンジェの才能を秘めた演奏に衝撃を受け、賛辞を送る。独学でピアノを学んできたソンジェにとって、ヘウォンからの賛辞はこの上ない喜びとなり、次第にヘウォンの大人の色気に惹かれていく…。そして、ジュニョンの推薦でソンジェはソハン大学ピアノ科の入試を受けることに。ところが入試当日、ソンジェの母が交通事故で急死する。結局、受験出来ずに夢を絶たれたソンジェはジュニョン夫妻の前から姿を消してしまう。しばらくしてソンジェの行方を知ったヘウォンは、ある本を贈る。それを読んだソンジェは、ピアノへの思いを再認識し、へウォンの元へと向かう。そしてヘウォンへの気持ちが抑えきれなくなったソンジェは…。


本文はここまでです。
本文を読み返す。ページトップへ戻る。上部メニューへ戻る。